韓国で食物アレルギーに備える:飲食店の確認と韓国語カードの作り方
韓国語のアレルギーカード、調味料や共用器具の確認、食事の代替案、緊急時の情報をソウル旅行前に整える方法です。

すぐに決めるなら
食物アレルギーがある人のソウル旅行では、専門家に確認してもらった韓国語カード、主治医の指示に沿った緊急時対応、毎日の食事の代替案を出発前に用意します。カードは注文前に見せ、料理名だけでなく、たれ、だし、味付け、付け合わせ、揚げ油、鉄板、調理器具まで分けて確認します。カードは質問を正しく伝える道具であり、厨房が対応できることを保証するものではありません。回答が曖昧なら食べずに次の候補へ移ります。
日本と同じ表示や対応を前提にしない
日本で慣れているアレルギー表示、外食時の聞き方、特定原材料の区分を、そのまま韓国に当てはめないでください。韓国の食品医薬品安全処(MFDS)にも指定アレルゲンの表示制度がありますが、対象の分け方は日本と同一ではありません。また、包装食品の表示を読めることと、飲食店の一皿について全材料と調理環境が分かることは別です。
まず、本人の医療上の条件を一枚に整理します。
- 避ける食品を「ナッツ」「魚介」のような大分類だけにせず、該当する食品を一つずつ書く
- 微量、同じ揚げ油、同じ鉄板、同じ器具を避ける必要があるかを、本人の指示に合わせて明確にする
- 処方薬と個人の緊急時対応を、同行者の少なくとも一人と共有する
- 各エリアに、事前確認できた食事候補と、別の方法で確保できる代替食を置く
候補は Seoul food map spreadsheet に入れ、正確な支店、韓国語店名、連絡日、担当者の回答、候補料理、共用設備の回答、代替案まで同じ行に残します。「弘大のアレルギー対応店」というメモだけでは、別支店に着いた時や担当者が変わった時に確認を再現できません。
韓国料理で料理名の外側まで見る
同じ料理名でも、店ごとにだし、合わせ調味料、下味、衣、仕上げ、パンチャンが異なります。見えている主材料だけで判断せず、注文全体を確認します。
- スープとだし:英語や日本語の短い料理名だけでは、だしの材料、魚介、肉、調味料、仕上げが分からないことがあります。「具に入っているか」だけでなく「だしに使うか」を聞きます。
- たれ、醤、漬けだれ:醤油、発酵調味料、ドレッシング、つけだれ、市販の合わせ調味料は、主材料とは別に確認します。
- パンチャン(おかず):主菜に問題がないという回答が、テーブルに並ぶ全てのおかずに及ぶとは限りません。確認できない小皿には手を付けません。
- 揚げ物と鉄板:フライヤー、網、鉄板、トング、はさみ、刷毛が別の食品と共用かを聞きます。上の具を外すだけでは、調理中の接触は取り除けません。
- カフェとベーカリー:トング、陳列ケース、ブレンダー、スクープ、スチームノズル、作業台の共用が関係する場合があります。
市場、ビュッフェ、フードコート、混雑した屋台では、厨房まで質問を通す時間が限られます。同行者の見学や食べ歩き先にすることはできても、重いアレルギーがある本人の唯一の食事にしない方が計画しやすくなります。先に確実性の高い食事を置き、不確かな試食は「できたら寄る」に下げます。
韓国語カードは短く、具体的に作る
カードの表は韓国語を大きく、裏は日本語または英語にします。最終版は、食物アレルギーの意味を理解するプロの翻訳者、または十分な知識を持つ韓国語話者に確認してもらいます。翻訳アプリは追加質問には便利ですが、命に関わる説明の唯一の原稿にしません。
カードには次の五点を入れます。
- 食物アレルギーであること:好き嫌いや食習慣ではないことと、重症度を本人の医療上の表現で伝えます。
- 正確な原因食品:ピーナッツは 땅콩、そばは 메밀、えびは 새우 のように、原因食品を個別に書きます。木の実、魚、甲殻類、豆、種子は必要な品目を列挙します。
- 加工された形も対象か:たれ、だし、調味料、衣、トッピング、原材料由来成分に入っていても食べられないことを示します。
- 共用時の条件:同じ油、鉄板、鍋、包丁、まな板、トング、ブレンダーなど、本人が避ける必要のある接触を明記します。
- 対応できないと言える文:厨房で安全に準備できない時は、無理に受けずにそう伝えてもらいます。
次の韓国語は、カードに必要な内容を考えるための例です。これをそのまま印刷せず、原因食品と医療上の条件に合わせて確認してください。
- 식품 알레르기가 있습니다. — 食物アレルギーがあります。
- 다음 식품을 먹을 수 없습니다: [原因食品]. — 次の食品は食べられません。
- 소스, 육수, 양념에 들어간 것도 먹을 수 없습니다. — たれ、だし、味付けに入っている場合も食べられません。
- 같은 기름, 그릴, 조리도구를 사용하나요? — 同じ油、グリル、調理器具を使いますか。
- 안전하게 준비하기 어렵다면 알려 주세요. — 安全に準備することが難しければ教えてください。
紙のカードを二枚以上用意し、一枚は防水ケースなどで保護します。大きな文字の画像も複数の端末にオフライン保存します。店員にロック解除したスマートフォンを渡す方法だけにすると、電池切れ、通信不良、同行者との別行動に弱くなります。
店では注文前に厨房の答えを確認する
- 正確な支店へ事前連絡する:別支店や古いメニューへの回答を、今回の食事の確認として扱いません。
- ピークを外す:可能なら、スタッフが表示や調理担当者へ確認する余裕のある時間を選びます。
- 着席・注文の前にカードを見せる:入口でうなずいてもらうだけでなく、調理判断ができる人に内容が届いたかを確認します。
- 材料と工程を別々に聞く:「大丈夫ですか」だけで終えず、どのだしを使うか、揚げ油は共用か、既製のたれの表示を確認できるかを聞きます。
- 明確な回答がなければ代替案へ移る:翻訳アプリは言葉を補えますが、鍋の中身やフライヤーの履歴を調べることはできません。
- 配膳時にもう一度見る:予想外のたれ、飾り、パンチャンが付いたら、食べる前に確認します。
店側が対応できないと答えた時は、交渉して「たぶん大丈夫」という注文に変えません。明確な断りは、次の候補へ移るための有用な情報です。
包装表示は全文を読む
MFDSの現行案内では、指定アレルゲンを原材料表示の近くに表示することや、同じ製造工程で対象食品を扱う場合の混入可能性に関する警告が説明されています。未包装の料理より確認材料が多い一方、指定対象が本人の全ての原因食品を網羅するとは限りません。
見慣れた一語だけを探さず、原材料欄と注意表示を全文翻訳します。味違い、期間限定品、輸入品、同じブランドの別商品も個別に見ます。表示が破れている、シールで隠れている、翻訳しても意味が確定しない場合は、本人が普段から確認できている食品へ切り替えます。
包装食品を代替食にする場合は、ソウルのコンビニごはん計画で、保存、加熱、店舗設備まで合わせて確認できます。アレルギーがある時は、価格や1+1より表示確認を先にします。
一日の食事を三層にする
- 主な食事:正確な支店、料理、材料と調理環境の回答、確認日が記録された店。
- 近くの代替食:本人が別途確認でき、ソウルを横断せずに使える店、自炊、または包装食品。同じ市場や同じ厨房への期待だけを二つ並べないようにします。
- 緊急時の層:処方どおり携帯する薬、本人の緊急時対応、対応を知る同行者、保険情報、韓国語で保存した現在地やホテル住所。
代替案は「楽しみが減った時の妥協」ではありません。休業、担当者変更、混雑、材料変更が起きても、確認できない料理を食べないための行程部品です。
緊急時は119
VISITKOREAは、韓国の医療緊急時の番号を 119 と案内しています。反応が起きたら、本人の緊急時対応に従い、薬は処方された方法で使用し、翻訳アプリで様子を見るのではなく119へ連絡します。現在地の韓国語住所を、同行者がすぐ開ける場所に保存しておきます。
1330 Korea Travel Hotline は、多言語の観光情報や通訳支援を提供します。通常の旅行上の連絡には役立ちますが、医療緊急時の119の代わりではありません。出発前に役割を分けて登録しておきます。
SeoulSheetsとのつながり
Seoul food map spreadsheet には、正確な支店、韓国語名、カード版、連絡日、回答内容、候補料理、だし・たれ確認、共用器具の回答、確度、近くの代替食、韓国語の緊急住所を列として追加します。
まずその日のエリアで絞り、次に回答の明確さで比べます。有名でも調理情報のない店より、行程の近くで最近の具体的な回答がある店の方が、実際の旅では役立ちます。カードと絞り込み済みの行を同行者にも共有し、閉店、電池切れ、曖昧な回答が出た時に全員が同じ次の行動を取れるようにします。
最後に覚えること
カードは会話の入口で、食べるかどうかは厨房から得た具体的な回答で決めます。原因食品を正確に書き、料理の見えない部分と共用設備を確認し、処方された緊急時対応を携帯し、確信がなくなったら食べません。きちんと記録した代替食があるからこそ、ソウルの食の予定を安全側へ柔軟に変えられます。
